「書」と「ネオン」を使ってオブジェにしたこの商品は
コントロールしない(あるいはできない)部分への愛着を再認識するための作品です。
人の手で仕上げられたこの作品にはある種「適当」に任せて作った部分が存在します。
筆のハネやハラい、ネオン菅曲げ職人のアルファベットの仕上げ方などが「適当」にあたる部分です。
「適当」という言葉を使うとネガティブに捉えられがちですが、
これらの「適当」に任せたハネやハラいに我々は「怠惰」や「粗雑」「無関心」といったものを感じるのではなく
むしろ「勢い」「力強さ」「情熱」を感じることが出来ると思います。
適当とコントロールの間には人の心を動かす何かがある。
AIや自動化で日々「適当」さが失われて行く現代で我々の心を動かすものはどんなものだろうか。
あえて製作したCGグラフィックと見比べて感じて頂きたいと思っています。